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富山市の実家を相続した際に気を付けたいこと|
注意すべきポイントを徹底解説

富山市の実家を相続した際に気を付けたいこと|<br>注意すべきポイントを徹底解説

1.実家を相続する際に必要な手続き

1.1.遺産分割協議の進め方

富山市で実家を相続する場合、最初に必要となるのは「遺産分割協議」です。相続人全員で協議を行い、どのように相続財産を分割するかを決定します。この際、相続人間でトラブルが発生しないよう、公正な話し合いが不可欠です。
実家を相続する場合、特に問題となりやすいのが「誰が実家を相続するのか」という点です。複数の相続人がいる場合、実家をどのように扱うかで意見が分かれることがあります。例えば、誰かが住むのか、それとも売却するのか、または賃貸に出すのかという選択肢が考えられますが、それぞれの相続人が同意できる方法を見つけることが重要です。
協議が無事にまとまった場合、遺産分割協議書を作成し、相続人全員の署名と捺印を行います。この書類は相続登記や、相続税の申告にも必要となるため、正確に作成する必要があります。協議が難航した場合には、弁護士や司法書士などの専門家のサポートを受けることをお勧めします。

 

1.2.相続登記の重要性

相続した実家の名義を相続人に変更するためには、「相続登記」が必要です。この登記を行わないと、不動産の名義が亡くなった方のままになってしまい、売却や賃貸に出す際に問題が生じることがあります。特に、複数の相続人がいる場合、名義変更が遅れると将来的に相続トラブルが発生するリスクもあるため、速やかに手続きを行うことが大切です。
相続登記に必要な書類としては、戸籍謄本や遺産分割協議書、固定資産評価証明書などがあります。手続きを正確に進めるためには、司法書士に相談し、手続きを代行してもらうことも一つの選択肢です。相続登記は、財産の管理や次のステップに進むための基本的な手続きですので、できるだけ早めに対応しましょう。

 

1.3.相続税の申告・納税期限

相続税の申告と納税は、相続開始から10ヶ月以内に行う必要があります。富山市で実家を相続する場合も、物件の評価額や他の相続財産に応じて相続税が発生する可能性があります。相続税の対象となるかどうかは、相続財産の総額によって異なりますが、基礎控除額を超えた場合には、相続税を納めなければなりません。
相続税の計算には、財産の評価額を正確に把握することが重要です。実家の不動産評価額やその他の財産との合計が基礎控除額(3000万円+600万円×相続人の数)を超える場合は、申告が必要です。申告期限が遅れると、延滞税や罰則が発生するため、早めに税理士に相談し、適切に対応しましょう。

 

2.相続税に関する注意点

富山市の実家を相続した際に気を付けたいこと|<br>注意すべきポイントを徹底解説

2.1.実家の評価額と相続税の関係

相続税の計算において、実家の評価額が大きな要素となります。不動産の評価額は、路線価や公示地価などを基に計算され、これに基づいて相続税が決まります。富山市内でも、特に中心部や富山駅周辺の土地は高い評価額がつくことが多いため、相続税が高額になる可能性があります。
評価額が高い場合は、相続税の負担が増えることになるため、あらかじめ評価額を確認し、必要に応じて税金対策を考えることが重要です。特に、他の資産と合わせて総額が基礎控除額を超える場合は、対策を講じることで負担を軽減することが可能です。

 

2.2.相続税の軽減措置とは?

相続税には、軽減措置がいくつか用意されています。例えば、実家を相続する場合には「小規模宅地等の特例」を活用することで、土地の評価額を最大80%減額できる可能性があります。この特例を適用するためには、一定の条件を満たす必要があります。たとえば、相続人がその実家に住み続ける場合や、相続後も家族が居住し続ける場合などです。
また、遺産の中に農地や事業用資産が含まれている場合にも、特例を活用することで税負担を軽減できる場合があります。これらの特例を活用するには、税理士に相談し、適切な手続きを踏むことが重要です。

 

2.3.税金の負担を減らす方法

相続税の負担を減らすためには、遺産を分割して相続するか、事前に贈与を行うことが効果的です。生前贈与を活用することで、相続税の負担を分散させることができます。たとえば、年間110万円までの贈与は非課税であり、これを活用して毎年少しずつ資産を贈与することで、相続時の税負担を軽減することが可能です。また、配偶者控除や住宅資産に関する控除など、法定の控除制度を利用することで、相続税の負担を大幅に軽減できる場合もあります。
相続税の負担を減らす方法としては、税理士に相談し、相続財産の評価や控除の適用可能性を確認することが重要です。また、遺産分割に際して、どの財産をどのように分割するかによっても、税額が異なる場合がありますので、財産の配分についても慎重に計画する必要があります。

 

3.相続した実家を放置するリスク

3.1.固定資産税の負担増加

実家を相続した後に、そのまま放置してしまうと、固定資産税の負担が増加するリスクがあります。通常、住宅用地には固定資産税の軽減措置が適用され、税額が6分の1に抑えられます。しかし、相続した実家が空き家のまま放置され、「特定空き家」に指定されると、この軽減措置が解除され、固定資産税が大幅に増加する可能性があります。
このため、相続後は実家をどのように活用するかを早急に決めることが重要です。たとえば、売却や賃貸に出すことで、固定資産税の負担を軽減しつつ、維持コストを補うことができます。放置することで、維持費が無駄に増加するリスクを避けるためにも、適切な対応を取ることが求められます。

 

3.2.空き家問題と法的リスク

富山市でも空き家問題が深刻化しており、空き家を放置することで法的リスクが生じる場合があります。特に、空き家対策特別措置法に基づき、危険な空き家や老朽化した建物は「特定空き家」に指定されることがあります。この場合、自治体からの改善命令が出され、改善が行われない場合には、強制的な取り壊しや修繕が行われ、その費用が所有者に請求される可能性があります。
さらに、空き家を放置することで、周囲の景観を損ねたり、防犯リスクが高まったりすることもあります。不法侵入や放火といった犯罪の温床になるケースも少なくありません。このようなリスクを避けるためには、空き家を適切に管理し、早めに売却や賃貸などの活用方法を検討することが重要です。

 

3.3.実家を売却・賃貸に出すタイミング

相続した実家を売却するか、賃貸に出すかを決める際には、不動産市場の動向を見極めることが重要です。富山市のように、再開発や人口動態の変化によって不動産の価値が変動するエリアでは、タイミングによっては高い価格での売却が可能です。特に、富山駅周辺や再開発エリアでは需要が高まっているため、売却や賃貸を検討する良い機会です。
売却する場合には、不動産の価値が上がっているタイミングを逃さないように注意が必要です。また、賃貸に出す場合は、賃貸需要が高い時期を選ぶことで、安定した賃料収入を得ることができます。どちらを選ぶにしても、早めに判断し、適切なタイミングで行動することがリスクを回避するための鍵です。

 

4.実家を相続後に取るべき選択肢

富山市の実家を相続した際に気を付けたいこと|<br>注意すべきポイントを徹底解説

4.1.売却する場合の流れと手続き

相続した実家を売却する際には、まず不動産の査定を行い、現時点での市場価格を把握することが重要です。不動産会社に査定を依頼し、適切な売却価格を設定した後、売却の流れに沿って手続きを進めます。売却が決まった場合、譲渡所得税や不動産仲介手数料などの諸費用が発生するため、これらを考慮した上で売却プランを立てることが必要です。
また、売却する前には、物件の状態を確認し、必要であればリフォームや修繕を行うことも検討しましょう。物件の状態が良ければ、買い手がつきやすくなり、売却価格も上がる可能性があります。富山市の不動産市場はエリアによって異なるため、地域ごとの動向を考慮して売却の時期を見極めることが大切です。

 

4.2.賃貸に出す際の注意点

実家を賃貸に出す場合、安定した収入が得られるメリットがある一方で、賃貸管理の手間やコストが発生します。まず、賃料設定を適切に行い、空室リスクを最小限に抑えることが重要です。富山市内でも、交通アクセスが良く、需要が高いエリアでは、賃貸物件としての活用が見込めるでしょう。
しかし、賃貸に出す場合は、入居者とのトラブルや修繕コストに備える必要があります。特に、物件が古い場合は、入居者が快適に住めるように設備のメンテナンスやリフォームを行うことが必要です。さらに、管理会社に物件管理を委託する場合は、管理手数料が発生するため、賃料収入とコストのバランスを考慮した賃貸運営が求められます。

 

4.3.リフォームや活用方法の提案

相続した実家を放置するのではなく、リフォームやリノベーションを通じて活用する方法もあります。たとえば、実家をリフォームして住む、または賃貸や事業用物件として貸し出すなどの選択肢があります。富山市内でも、リノベーション物件への需要が高まっているため、しっかりと手を入れれば、資産価値が向上し、賃料や売却額を引き上げることが期待できます。
リフォームにかかる費用は少なくありませんが、自治体の助成制度や補助金を利用できる場合もあります。富山市でも空き家活用に対する支援が行われているため、こうした制度を活用しながら、実家を有効に活用する計画を立てることが重要です。

 

5.相続トラブルを避けるために

5.1.相続人間での話し合いと合意形成

実家を相続する際、複数の相続人がいる場合は、遺産分割協議が必要です。相続人間での合意が得られない場合、トラブルに発展することがあります。実家の処分方法について意見が対立することが多いため、しっかりと話し合い、合意を得ることが大切です。
話し合いが進まない場合は、専門家のアドバイスを受けることで解決がスムーズに進むことがあります。特に、弁護士や税理士、不動産コンサルタントに相談し、公平なアドバイスを得ることで、相続人全員が納得できる結論に導くことができます。

 

5.2.相続トラブルを防ぐための専門家への相談

相続に関するトラブルを未然に防ぐためには、専門家のサポートが重要です。相続税の申告や財産分割の問題に関しては、税理士や弁護士のアドバイスを受けることで、正確な手続きが可能になります。また、遺言書を作成しておくことも、トラブルを避けるための有効な手段です。生前に遺言書を準備しておくことで、遺産の分配方法や相続人の権利について明確に示すことができ、相続時のトラブルを未然に防ぐことが可能です。特に、実家のような高額な不動産を相続する場合、遺言書を作成しておくことが、相続人間での意見対立を避けるための重要な手段となります。
遺言書があることで、相続人はその内容に従って財産を分割することができ、スムーズな相続手続きが実現します。遺言書の作成には、弁護士や司法書士の協力を得て、法的に有効な形式で準備することが重要です。特に、公正証書遺言を作成しておくと、遺言書が無効とされるリスクを最小限に抑えることができます。

 

6.まとめ

富山市で実家を相続する際には、さまざまな手続きや税金、そしてその後の選択肢を慎重に検討する必要があります。まず、遺産分割協議を行い、相続人全員が納得のいく形で財産を分配することが重要です。その後、速やかに相続登記を行い、実家の名義変更を完了させることで、今後の売却や賃貸の手続きがスムーズに進められます。
また、相続税の申告・納税期限を守り、税負担を軽減するために、適切な税制優遇措置や特例を活用することが推奨されます。特に「小規模宅地等の特例」や、生前贈与を活用した対策などは、相続税の負担を大幅に軽減するための有効な手段です。
一方で、相続した実家を放置することには多くのリスクが伴います。固定資産税の増加や空き家問題による法的リスク、さらには建物の老朽化による管理コストの増加など、早めに活用方法を決定することが重要です。売却する場合は市場のタイミングを見極め、賃貸に出す場合は管理体制を整えることで、安定した収益を得ることができます。
さらに、相続におけるトラブルを防ぐためには、相続人間での話し合いを丁寧に行い、全員が納得できる解決策を見つけることが大切です。専門家のアドバイスを受けながら、スムーズに相続手続きを進めることで、トラブルを避け、安心して相続を完了させることができるでしょう。
富山市で実家を相続する際は、上記のポイントを押さえ、適切な対応を取ることで、将来的なトラブルを未然に防ぎ、資産を有効に活用することが可能です。

 

監修者情報

店舗責任者 高島 隆幸
出身地 京都府宇治市
経歴 大手ハウスメーカーの施工管理職から地主様への提案営業まで。
保有資格 宅地建物取引士公認不動産コンサルティングマスター
業界歴 不動産売買仲介やコンサル業務歴20数年
メッセージ 実家を相続する際には、手続きや税金、物件の管理に関する課題が多く発生します。富山市での相続に関しても専門的なアドバイスを提供いたします。

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